アクセスポイントの面的拡大を図るためには、広域通信ネットワークと地域内・企業内通信ネットワーク等各種通信ネットワークとのシームレス接続を実現する必要がある。通信エンド/エンドで所要のサービス品質が得られるように、網間接続に付随するボトルネックを生じさせないインタフェースが必要であり、具体的には伝送容量、伝送遅延、サポートプロトコル等についての整合を図りつつ、アクセスポイントの面的拡大を図る必要がある。具体的には、従前よりコンピュータ相互間の構内通信を目的として構築されてきたLANを、広域通信ネットワークに如何に効率的に接続していくかが技術的なポイントとなる。コンピュータ相互間の接続を前提とした広域通信ネットワークサービスとしては、これまでデジタル専用回線サービス、フレームリレー回線サービス等が普及してきた。昨今のインターネット端末の普及等に連携して、広域通信事業者は、TCP/IPプロトコルをサポートしたコンピュータ通信サービスの商用化を推進している現状にある。本サービスの商用化/普及により、コンピュータ通信エンド・エンドの通信ネットワークのシームレス接続が推進されることとなる。